横浜や神戸港にいくと、大きなビルと同じぐらいの迫力がある石油タンカーを見ることができます。イラクやあサウジアラビアからやってくる船で、日本の産業の基盤を支えている石油は詰め込まれているわけです。自動車の燃料でもあり、国内で80パーセントのシェアを持つ火力発電でも欠かせないエネルギーであるといえるでしょう。大きな2つないし3つの球体をしたタンクの中に、石油は詰め込まれています。

石油と一口に言っても、その種類は3つに分類されます。重油・軽油・ガソリンとなっており、それぞれ異なった体積を持っているので、ケーキのように層で分類されるわけです。液体なので気温が変化をすると混ざり合う恐れもありますが、それを防止してくれるのがスクラバーというわけです。スクラバーは1960年頃に、デンマークの企業が開発・製造をした産業機器です。

直径15センチメートルのパイプとなっており、毎秒15mlの空気を送り出して液体を撹拌することが可能です。石油を撹拌することに主軸を置いているスクラバーは、鉄と銅を混ぜた真鍮製となっています。アメリカや中東諸国・中国など国籍が異なるタンカーであっても、必ずタンク内にスクラバーが備わっているほどです。2001年に特許が切れたことを受けて、国内の会社でも生産がスタートしました。

温泉施設やスポーツジムのプールに使用するスクラバーが誕生しており、水を再利用するのに重宝する機器となっています。